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夏海「今日は寒いから布団から出たくない」 Tweet
- 2013/12/11
- 04:05
- 関連記事
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 08:42:45.05 ID:hOGHnolX0
- 小鞠「夏海ー、もう朝だよ。朝ごはん出来てるよ」ユサユサ
夏海「夏海ちゃんは布団の中にイマセンヨー」
小鞠「何バカな事言ってんの?早く起きないとお母さんに怒鳴られるよ」
夏海「グーグー」
小鞠「もー、あたし知らないからね」
- 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 08:50:23.51 ID:hOGHnolX0
- 夏海「姉ちゃんは行ったか・・・」
夏海「うー・・・寒い寒い、なんで朝起きたらいきなり寒くなっちゃうかな・・・」
夏海「夏海ちゃんは悪くないし、強いて言うなら布団が悪い!」
夏海「二度寝しちゃお・・・」zzz
- 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 08:57:06.50 ID:hOGHnolX0
- ドタドタドタドタバタン
夏海「あ・・・」
雪子「夏海ー!!さっさと起きい!今日も学校あるやろ!」
夏海「グーグー!」
雪子「寝たふりしても騙されんからね!ホラ早く!」
布団奪い
夏海「グー!いやだぁぁぁ!!」
- 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 08:58:50.85 ID:fFOmjU0b0
- なっつんかわいい
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 09:03:18.67 ID:hOGHnolX0
- 食卓
小鞠「夏海、おはよう」
夏海「・・・姉ちゃんおはよ」
雪子「まったく、ちゃっちゃと食べんと学校遅れるけんね」
卓「・・・」
夏海「うー、あんま食欲わかない・・・」
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 09:12:24.32 ID:hOGHnolX0
- 卓「・・・」スクッ
雪子「卓、食事中なのに勝手にどっか行ったら・・・」
夏海「ん・・・兄ちゃんどうしたん急に近づいてきて」
ピト
夏海「あう、冷た・・・」
小鞠「・・・?もっかして夏海、風邪引いてる?」
夏海「え?」
卓「・・・」コク
雪子「あら本当?よく見たらなんか顔も赤い気がする」
- 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 09:19:56.70 ID:hOGHnolX0
- 夏海「イヤイヤイヤ、ウチが風邪?そんな事ありえないし」ドボドボ
小鞠「あんたそれ味噌汁!コップはこっち!」
雪子「もー何やっとんね!ちょっと温度計持ってくるけ大人しくしとき!」
夏海「・・・36.9度」
雪子「やっぱり風邪引いとるね、なんで自分の身体なのにあんたが最初に気づかんの」
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 09:28:18.75 ID:hOGHnolX0
- 夏海「イヤ、このくらい平熱でしょ、余裕ですよヨユーヨユー・・・」
小鞠「なんたらは風邪ひかないって言うけど、
夏海のおかげで意味が分かった気がする」
夏海「ちょっと姉ちゃんそれどうゆう意味だよ」
雪子「馬鹿な事言ってないの、あんたよくそこから熱上がって大変だった事あったやろ。今日は大人しくしとき」
夏海「母さんまでウチの事馬鹿に・・・」
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 09:40:32.66 ID:hOGHnolX0
- 夏海(ん・・・待てよ?元々ウチは布団から出たく無かった訳だし・・・結果オーライなのか?)
夏海(OKOK全然オーライじゃないか、だとすると、ここは大人しく言う事を聞くべき)
夏海「おやー?なんか急に体がフラついてきたぞー?今日はゆっくり布団に入って安静にしなければー」
小鞠「あんたそれ布団に入りたいだけじゃん」
雪子「はぁ・・・とりあえず制服脱ぎ、新しいパジャマ用意するけぇ」
- 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 09:45:27.36 ID:hOGHnolX0
- 夏海「ただいまお布団ちゃん!私戻ってきたよ!」ヌクヌク
小鞠「休めると思ったら急に元気になっちゃって」
夏海「いーのいーの!私病人だしー?熱あるしー?」
小鞠「まあそうだけどね、私は学校行くよ」
夏海「はーい姉ちゃんいってらっしゃーい!」フリフリ
- 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 09:52:43.49 ID:hOGHnolX0
- 夏海「もうお粥食べて薬も飲んでおまけに今日はお休み、至れり尽くせりですなー」
夏海「でもバタバタやったら母さんにドヤされるし・・・」
夏海「暇だなぁ」
シーン
夏海「・・・とりあえず寝よう」
- 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 10:06:00.27 ID:hOGHnolX0
- 学校
小鞠「おはよー」
蛍「おはようございます先輩!」
れんげ「おはようなのん!」
蛍「あれ、夏海先輩は今日も遅刻ですか?」
- 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 10:07:24.12 ID:hOGHnolX0
- 小鞠「いやー夏海、風邪引いちゃってさぁ」
れんげ「風邪なん?残念なのん・・・」
蛍「学校終わったらお見舞いに行きましょうか?」
小鞠「うーん、そんなに熱あるわけでも無いし、今日一日休めば治ると思うよ」
蛍「そうですか・・・」
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 10:22:16.00 ID:hOGHnolX0
- 夏海(・・・ん?今何時だ?)
夏海(12時かぁ・・・二度寝する分には十分だなぁ)
夏海(心なしかまた熱が上がってきた気がする・・・)
夏海(姉ちゃん達は今なにやってるんだろ、まあ普通に勉強中かぁ・・・4時間目は数学だったな)
- 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 10:28:14.15 ID:hOGHnolX0
- 夏海(そういえば、れんちょんが考えた遊びに付き合う約束してたなぁ・・・ごめんねれんちょん)
夏海(・・・いい事思いついた)
夏海(・・・別に謝る必要なんてないじゃん、よーし)
雪子「夏海ー。お昼だよ。うどん作ったからね、食べれるだけでいいから・・・」
雪子「あれ・・・夏海?」
- 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 10:35:27.80 ID:hOGHnolX0
- 夏海「へへへ・・・こっそり出てきちゃった」
夏海「丁度バスも来たし、母さんもまだ追ってこないな」
夏海「午後からだけでも学校行って、れんちょんと遊ぶぞー!」
雪子「制服が無くなってる・・・」
雪子「あの馬鹿、勝手に学校に行ったわね!」
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 10:58:35.86 ID:hOGHnolX0
- prrrrrr
一穂「グガー」zzz
れんげ「ねえねえ」
一穂「・・・んー?」
れんげ「ねえねえ、電話なってるのん!」
一穂「うわっやっば!どうもすみません一穂です」
一穂「・・・夏海ちゃん?今日は来ないって聞いてますが」
- 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 11:06:47.58 ID:hOGHnolX0
- 一穂「・・・はい、分かりました。来たらこちらから連絡しますー」ガチャ
蛍「なんの電話だったんですか?」
一穂「なんか夏海ちゃん家から居なくなったーって雪子さんから」
小鞠「えっ!?」
蛍「だ、大丈夫なんですか?」
- 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 11:23:03.82 ID:WEIyIGYLi
- 一穂「まー夏海ちゃんああ見えても割としっかりしてるし、学校に着いたら保健室に寝かしておけば大丈夫でしょー」
蛍「しっかり・・・」
れんげ「しっかり・・・」
一穂「コラコラ二人とも、夏海ちゃんは先輩でしょ、信じてあげようという気持ちを持ったげようね」
小鞠「・・・・・」
- 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 11:35:50.62 ID:WEIyIGYLi
- ・・・・ん
夏海(・・・うん?)
・・・・さーん!
夏海(あれ?)
・・・・かーさーん!
夏海(・・・小さい頃の私だ)
おかーさーん!
夏海(・・・私が、泣いてる?)
- 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 11:39:58.09 ID:WEIyIGYLi
- 夏海(私が泣いてる・・・地面に疼くまって・・・声を枯らしながら)
夏海(夢か・・・?だよなぁ、私ここいるし・・・)
夏海(でも・・・なんだか・・・)
夏海(・・・思い出せない)
- 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 11:45:26.57 ID:WEIyIGYLi
- ・・・ちゃん
夏海(・・・確か、ずっと昔、私が姉ちゃんと同じくらいの身長だった頃)
・・・嬢ちゃん
夏海(・・・なんだようるさいな、がんばって思い出そうとしてるのに)
「お嬢ちゃん!」
夏海「・・・はっ!?」
- 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 11:49:57.55 ID:WEIyIGYLi
- 運転手「お嬢ちゃんやっと起きたかい、終点だよ」
夏海「ああ、なんだ運転手さんか・・・え、終点?」
ブロロロロ
夏海「終点までずっと寝ちゃってたのか・・・」フラ
夏海「普段定期だったから・・・お小遣いすっからかんになっちゃったよ・・・」
- 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 11:59:33.49 ID:WEIyIGYLi
- フラフラ
夏海(うわ・・・目が回る、また熱上がったっぽい)
夏海(どこだっけココ、終点まで来たこと私ないし・・・)
夏海(バスもまだ来ないし、お金もない・・・)
フラフラ
夏海(・・・歩いて帰ろう)
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 12:05:02.26 ID:WEIyIGYLi
- れんげ「・・・なっつん、遅いのん」
蛍「確かに・・・とっくに学校に着いててもおかしくない時間です」
一穂「うーん・・・ちょっと電話してみるかー」ピッピッ
小鞠「・・・やっぱり」
蛍「どうかしましたか?先輩」
小鞠「嫌な予感はしてたんだ、私もさっきまで忘れてたんだけど・・・」
- 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 12:19:32.93 ID:WEIyIGYLi
- 小鞠「昔、夏海が微熱のまま外に遊びに行ったっきり、帰って来なかった事があって」
小鞠「お母さんもお兄ちゃんも私も一生懸命探して、やっと見つけて」
小鞠「夏海わんわん泣いてた・・・カラカラの声で、フラフラで」
小鞠「もしかしたら今頃どこかで・・・」
蛍「・・・・・」
- 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 12:53:37.15 ID:WEIyIGYLi
- 蛍「・・・大丈夫ですよ、きっと先輩達のお母さんが夏海先輩を見つけてますって」
小鞠「ほたるん・・・」
一穂「学校にもまだ着いてないっぽくてー・・・そうですか、分かりました」ピッ
れんげ「ねえねえ、なっつんどうなったん?」
一穂「うーん、こりゃちょっとまずいかもしれんね」
蛍「え・・・」
卓「」ガタッダッ
小鞠「兄ちゃん!?」
- 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 13:05:14.34 ID:WEIyIGYLi
- 一穂「そうね、私も動いた方がいいかも。3人はそのまま自習してて」
小鞠「わ、私も夏海を探します!」
一穂「ダメ、単に動けなくなっただけと決まった訳じゃないし、1人で動いたら夏海ちゃんだけの騒ぎじゃなくなっちゃう」
小鞠「でも・・・」
一穂「先生からの注意です。生徒は言う事聞くように。じゃあねー」ガラッ
- 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 13:13:21.51 ID:WEIyIGYLi
- 小鞠「夏海・・・」
蛍「夏海先輩・・・」
れんげ「・・・?こまちゃん!ほたるん!なっつん探しにいくのん!」
蛍「れ、れんげちゃん!?でも先生が・・・」
れんげ「ねえねえはみんなで探すなとは言ってないん!3人で一緒に動けば大丈夫なん!」
小鞠「!」
蛍「な、なるほど」
- 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 13:26:19.35 ID:WEIyIGYLi
- 小鞠「みんなごめんね、夏海の為に・・・」
れんげ「大丈夫なん、なっつんにはウチの考えた新しい遊びに付き合ってもらうん!居なくなったら困るのん!」
蛍「そうと決まれば、一緒に探しましょう!」
夏海(・・・もう、どのくらい歩いたかな?)フラフラ
夏海(・・・体がダルい)フラフラ
夏海(・・・寒いよ)フラフラ
- 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 13:32:52.34 ID:WEIyIGYLi
- 夏海「ちょっち休憩っ・・・!」
夏海(さっきのあの夢、あれ、夢じゃなかった)
夏海(思い出した、すっかり忘れてた)
夏海(夏海ちゃん頭悪いから、またやっちゃった)
- 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 13:40:06.16 ID:WEIyIGYLi
- 夏海(ウチ、あの日、少しだけ風邪を引いてて)
夏海(兄ちゃんと姉ちゃんがウチを置いて、二人で遊びに行くのを見て、ウチ、悔しかったんだ)
夏海(あの頃は兄ちゃんっ子だったからなぁ・・・うわー恥ずかしい・・・)
夏海(結果、二人を探してる内に風邪が悪化して・・・)
夏海(動けなくなって・・・)
- 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 13:51:22.80 ID:WEIyIGYLi
- 夏海(はあ、ウチの思考回路はあの頃のまんまか・・・)
夏海(正直しんどくて、もう動きたくない・・・)
夏海(寒い、寒いよ)ブルブル
夏海(もう陽も落ちてきた・・・まだまだ寒くなる)
夏海「・・・歩こう」フラフラ
夏海(・・・歩ける内に、歩こう)
- 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 14:03:41.12 ID:WEIyIGYLi
- 一穂「うーん・・・学校からバス停の間にはいないかぁ・・・」
一穂「家からバス停はもう雪子さん探してるだろうし・・・やっぱりなんか事件に巻き込まれて・・・ん?」
ブロロロロロ
一穂「卓のお兄ちゃん、バスに乗ってどこに行くつもり?」
- 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 14:14:17.92 ID:WEIyIGYLi
- れんげ「なっつーん!」
蛍「夏海せんぱーい!」
小鞠「夏海ー!」
れんげ「返事がないのん・・・」
小鞠「夏海ー!夏海ィー!」ジワ
蛍「小鞠先輩・・・」
小鞠「夏海ィ・・・!なつ・・・」ポロポロ
れんげ「こまちゃん、泣いてるのん?」
小鞠「私の・・・私のせいだ・・・」
- 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 14:22:12.22 ID:WEIyIGYLi
- 蛍「・・・小鞠先輩は悪くないです」
小鞠「今なら分かるの・・・あの日、なんで夏海が外に出ていったのか・・・」ポロポロ
小鞠「分かっていれば、忘れてさえいなければ、こんな事にはならなかったんだ・・・」ポロポロ
蛍「・・・それでも、小鞠先輩は悪くないです」
小鞠「夏海・・・」ポロポロ
蛍「・・・」
- 89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 14:34:23.39 ID:WEIyIGYLi
- 夏海(完全に陽が落ちちゃった・・・)
夏海(もうさっきから全然歩いてない、体が動かない)
夏海(寒い)
夏海(・・・見慣れた場所には、まだ着かない)
夏海(・・・もうダメっぽいな、ウチ)ジワ
夏海「ゴメンね、母さん、姉ちゃん、兄ちゃん・・・」
- 91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 14:50:23.76 ID:WEIyIGYLi
- ・・・ん!
夏海(・・・ん?・・・あれ?これさっきの夢?いや夢じゃなったけどさ)
・・・ちゃん!
夏海(そうそう。あの時は、兄ちゃんが私を見つけてくれたっけなぁ。嬉しかったなぁ)
お兄ちゃん!
夏海(あれからブラコンの拍車かかっちゃって・・・まあ今は別に、だけどさ)
夏海(走馬燈っていうのかなこうゆうの。なんだか、明るくて、心地よくて、あったかい・・・)
- 93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:02:06.06 ID:WEIyIGYLi
- 夏海「あったか・・・ん?あれ?ほんとにあったかい・・・?」
卓「・・・」
夏海「これ、兄ちゃんの上着・・・」
卓「・・・」
夏海「・・・兄ちゃん、いたんだ」
卓「・・・」コク
夏海「・・・エヘヘ、あったかい」
- 97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:03:29.87 ID:fFOmjU0b0
- さすが兄ちゃん
- 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:10:19.14 ID:WEIyIGYLi
- ・・・・・・・・
ブロロロロロ
夏海「ゴメンね兄ちゃん、バス賃払ってもらっちゃって」
卓「・・・」コク
夏海「・・・私さ、昔の事思い出してた。昔、おんなじ様に兄ちゃんに見つけてもらって、一緒に帰って」
卓「・・・」
- 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:19:17.44 ID:WEIyIGYLi
- 夏海「兄ちゃんは、憶えてる?」
卓「・・・」
夏海「・・・」
夏海「・・・忘れててもいいんだ、ウチも忘れてたし。むしろ忘れててよかった。恥ずかしいもん」
卓「・・・」
夏海「・・・でもさ、もし忘れてなかったならさ」
卓「・・・?」
夏海「私、またあの頃みたいに、兄ちゃんと仲良くしたい」
- 106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:27:04.40 ID:WEIyIGYLi
- 卓「・・・」ワシャワシャ
夏海「うわー!髪の毛ワシャワシャすんなー!それはあれか?肯定として受け取っていいんだなー?」
卓「・・・」コクン
夏海「!?それって・・・」カァー
夏海「わ、忘れてないって事じゃんかよぉー・・・/////」
卓「・・・」ポンポン
夏海「ぐあー!ポンポンすんなー!」
- 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:38:09.93 ID:WEIyIGYLi
- あの後、れんちょんとほたるんと、グチャグチャに泣いた姉ちゃんに謝った。
母さんには、風邪が治るまで怒られながら看病された。
先生にも迷惑かけてたので、風邪が治ってから謝りにいった。
色んな人に心配かけてた。
そして・・・
小鞠「夏海ー、もう朝だよ。朝ごはん出来てるよ」ユサユサ
夏海「うーん、夏海ちゃんは風邪なので布団から出たくありませーん」
小鞠「あんたそれ言えば出なくていいと思ってるでしょ!ほら早く!」布団ガバー
夏海「うひいい寒いよー!」
- 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:47:45.91 ID:WEIyIGYLi
- 夏海「ふああ、おはよう」
雪子「また遅刻ギリギリに起きて・・・さっさと食べんさいよ」
夏海「へーい、あ、兄ちゃん、今日も一緒に学校いこうなー」モグモグ
卓「・・・」コクン
小鞠「夏海ったら最近お兄ちゃんとばっか絡んでー、何かいい事あっt・・・あったかー」ムフフ
夏海「うるせーやい!」
雪子「食事中に大声出すんじゃないよ!」
私夏海ちゃん、人生謳歌中です!
おわり
- 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:48:44.05 ID:J+08xQ2D0
- 乙
素晴らしい
- 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/12/04(水) 15:32:10.32 ID:fFOmjU0b0
- なっつん最高にかわいい
月刊 comic alive (コミックアライブ) 2014年 01月号 [雑誌]
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